スタートアップ冬の時代、気になるニュースピック
スタートアップが冬の時代に入った。
ニュース的には2022年前半のロシアによるウクライナ進行ぐらいから、影響出ていたのだろうか。ひとまず「●●ショック」のような類ではなく、わりと自然なサイクル(?)による景気後退の影響だって聞いたりもするけど、実際どうなのか。
ベンチャーニュースで言いたい放題からの引用だけど、ダウンラウンド上場もけっこうな注目を集めている。
ベンチャー支援家K「ベンチャーニュースで言いたい放題」/ Voicy - 音声プラットフォーム
以下、ダウンラウンドまわりの。
https://www.businessinsider.jp/post-261766
https://www.businessinsider.jp/post-259806
https://twitter.com/murakami_japan/status/1590602637225136128
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000078.000033521.html
note社の上場も話題に。
https://harumi.land/nittsui/2022/11/17/note_ipo_337_44_downround/
https://media-innovation.jp/2022/11/25/note-ipo-2022/
https://thebridge.jp/2022/11/note-files-for-ipo
資金調達の難しさもあってか(?)、タイミー社はエクイティ(equity)ではなくデット(debt)でのリリースもあった。背景知りたいなー。
タイミー、事業拡大にともなう運転資金として総額183億円の資金調達を実施|株式会社タイミーのプレスリリース
うちはスタートアップの広報支援をしていることもあって、この「スタートアップ冬の時代」がどう影響するかな?っていうことを考えた。
でもうちで支援している企業で、スタートアップにかぎらずベンチャーも含めると、けっこう資金調達も成功しているし、上場の準備も順調そう。だからきっと、これからスタートアップがバタバタと倒れるって話もあるけど、淘汰が始まった感じなのかな?
それか、SaaSの限界が来ているのか。
そのあたりの詳しい話を聞いてみたい。
SaaSでいうと、こんな記事もあった。「SaaSカンパニーにはならない」という、SaaS事業戦略。なのかな。って話もあって興味深い。
うちがかかわってるわけじゃないけど、起業当初から注目していたSHEさんなんかも資金調達成功していたし。
うまくいってるところと、そうじゃないところの違いって何だろう?
個人的にはSHEさんが受けているVCに「MPower Partners Fund」さんが入ってて、ESG投資まわりで勢いのあるスタートアップは良さそうだな~とか。
あと、単純に勢いが生まれそうな業界で、ちゃんと実績があるところはしっかり資金調達しているイメージ。
なんか就職氷河期を思い出すなー。
結局どんな状況でも、すごい奴はしっかり内定取る、みたいな。
で、うちの事業の話に少し戻すと、広報の分類を
1.営業・マーケ目的
2.採用目的
3.広報PR(企業価値向上)目的
に分けているんだけど、3番が伸びてる感じがする。
このときのポイントが、社内に応援者がいること。決裁者への理解を後押しするには、応援者が先方の社内にいること大事。
まだ人的資本経営とか、ESG投資とか、関係ない状況だとこのメリットを享受できるのがすごい先だから、応援者が必要なんだよなー。
でも、ここの理解ある企業さんは資金調達をふくめ、なんかVCからも応援されているイメージがあって。
VCもクロスオーバー投資とか、けっこう先々を見ていたり、なんかそのあたりフィニシアンの村上さんのお話とかすごいいいなと思うし、大手企業のCVCがSDGs系の、流行りもあるけどクライメート系に投資を積極的にしているところをみると、やっぱこの時流に乗りつつ、やることをしっかりやりつつ、
社会に応援される「7S」を押さえているところは強いなー。
ブランドを社会ごと化する「ソーシャル・ポジショニング」という戦い方|Next Creative Map Vol.01永渕雄也 |博報堂WEBマガジン センタードット
世論に愛される企業になる、「ソーシャル・ポジショニング」の実践| 広告朝日|朝日新聞社メディアビジネス局
だからやっぱり、この方向のスタートアップ・ベンチャー支援をしていく流れは、ちゃんと会社の利益にもつながると思う。需要あると思う。客観的には知らんけど。手応えとしてね、小規模でやるには十分良いカンジに。うちの実績もついてきたし。
あと話がぐいっと変わるんだけど、
伝統関係の事業も、これまでの歴史とかをちゃんと知らないとダメだな~って思って踏み込めないところあったけど、事業をつくる人たちという視点で見れば、ベンチャー・スタートアップの方々とのかかわりも意味があるというか、ちゃんと共通言語になることがわかって個人的に嬉しく思ってる。
あとこれも関係にない話だけど、
パーパスドリブンな会社と、あえてミッション・ビジョンを持たずに今風の組織をつくるところもあって、そういうのも研究したい。
で、これらを統合するような動きなんだけど、海外に拠点をおくリーダー層とコネクションのある会社さんとの共同事業をいま進めていて、海外の一次情報を集めて、英語と日本語、その他の言語でナレッジを集めていけるような動きもある。
もしかすると、海外の案件も増えるかも?
そんな妄想をしていると、2023年がけっこう楽しみなんだよね。
すごい余談だけど、統合なのかどうかって視点もだいじ。
今日はこんな感じでおわり。